まねき猫の大福帳 340
ショウジョウカ(猩猩花)
「家庭の雰囲気を明るくし、来客を歓迎する花」
街かどで橙色(だいだいいろ)の下を向いて咲く花を見つけました。橙色とは、あざやかな黄赤。一般にミカン科ダイダイの熟した果実のような、黄色みを帯びた薄い赤のことです。ショウジョウカ(猩猩花)は、ブラジル原産の熱帯花木。湿潤な環境を好み、豊富な水分と日光が必要です。アジアの温帯地域で見られ、日本、中国、韓国などで幅広く栽培。
ショウジョウカは古代から存在し、その美しさは多くの詩人や画家に影響を与えてきました。 名前の由来は、花を中国の伝説上の動物である猩猩(しようじょう)の赤ら顔に例えたもの。日本では、江戸時代から庭園や盆栽として愛されてきました。花は、白、赤、桃、橙、黄など鮮やかな色彩が多く、下垂(かすい)気味に長期間咲くのが魅力。
ショウジョウカの花言葉「推測」「尊敬」「憶測」。他には「独特の美しさ」があります。その濃厚な色彩との形状は、特有の美。鮮やかな色合いは、生命力と活力を表し生命のエネルギーを象徴する花とされています。
ショウジョウカは、家族の庭やプライベートガーデンでも栽培。関東地方南部以西では、戸外で越冬可能、条件が良ければ庭木としても楽しめます。その華やかな見た目が家庭の雰囲気を明るくし、来客を歓迎する花として人気。民家で玄関前に植えられているのは、家族やお客さまのためと理解して暖かい気持ちになりました。
まねき猫の大福帳
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まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこでアヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫 いく
唯一手を挙げていない猫の置物。ある芸術家が作ってくれた大切な贈り物。花を通じて健全な人間を育てて「いく」から命名。手を上げられない人の声も大事にしていこうという意味も持ちます。
撮影日 2024.10.30
場所 東京都八王子市
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