まねき猫の大福帳 295
鬼百合(オニユリ)
「オレンジ色のくるんと反り返った丸い花」
庭先で、くるんと反り返った丸い花姿の鬼百合を見つけました。鮮やかなオレンジ色をしており、黒い斑点が花弁についているのが特徴的。中国や朝鮮半島南部を原産とするユリ科の多年草で、食用として渡来したものが野生化し、現在では日本各地で見られます。
鬼百合は、鱗茎(りんけい)を「ゆり根」として食べます。生薬名を「巻丹(けんたん)」あるいは「百合(びゃくごう)」といい、漢方では咳止めや解熱に用いられるとのこと。
オレンジ色の華やかな花姿から「華麗」「陽気」「威厳」「気高さ」という意味の花言葉があります。鬼百合という名前で怖い印象をもたれるますが、花言葉自体には怖い意味はありません。
昔話に登場する「赤鬼」からとも、ひときわ大きくて豪華な花を咲かせるため鬼百合と名づけられたとも言われています。子供の頃は、鮮やかなオレンジに黒い斑点が、なぜか毒々しい感じを受けました。今回、調べることで気高く華麗な花に変わりました。
まねき猫の大福帳
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこでアヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫 いく
唯一手を挙げていない猫の置物。ある芸術家が作ってくれた大切な贈り物。花を通じて健全な人間を育てて「いく」から命名。手を上げられない人の声も大事にしていこうという意味も持ちます。
撮影日 2024.7.7
場所 東京都八王子市小比企町
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