育てる。「手間を惜しまず時間をかけて」
長い間、店舗や企業を見ていると急成長した後に失速することがあります。顧客のニーズに合った新しい商品やサービス提供して話題を集めたがいつの間にか無くなった話もよく聞きます。
費用をかければ店舗は短期間に多く出店できます。しかし、人は短期間で成長できる人と時間がかかる人がいます。また、顧客との関係や信頼といった目に見えないものには時間がかかります。
私自身も苦い経験があります。人を育てないと店舗のレベルが安定せず、目の届かない所で事故やクレームになります。結果として失速します。
積み木は土台が大事です。高く大きく積むためには手間を惜しまず時間をかける。完成から逆算し慎重に土台を作らなければ努力が無駄になります。人を育てることは自分自身を育てること。スタッフを自分の分身まで育てられればその後の成長は間違いありません。
水戸の弘道館、足利の足利学校、世田谷の松陰神社にある松下村塾(山口県萩市にある建物を模したもの)明治維新の立役者には松下村塾出身者が多い。小さくコンパクトな建物で真剣に学び合った。