まねき猫の大福帳 412
ヤマボウシ(山法師)
「六本杉公園で見つけた満開の大木」
ひとり歩きの途中、六本杉公園の見つけた満開のヤマボウシの大木(通常は高さ5メートルから10メートルくらい)。初夏を代表する花で、花びらのように白く見える総苞片(そうほうへん)をつけて咲きます。総苞片とは、色が変化した葉のこと。そのため比較的花の観賞期間も長いのが特長です。花期は5月から7月、淡黄緑色で小さい目立たない花が、球状になって20個から40個ほど密集。日本では本州の東北地方南部から、琉球諸島まで、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。
名前の由来は、中心に多数の花が集まる頭状の枝につく花のつき方が法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、山に咲く法師(山法師)を意味します。
ヤマボウシの花言葉「友情」は、ハナミズキの花言葉「返礼」が由来。1912年に当時の東京市長が、日米の友好を願って桜(ソメイヨシノ)をアメリカに贈った事に対し、アメリカから日本にお返しとしてハナミズキが贈られました。このことにちなんでハナミズキにつけられた花言葉が「返礼」です。ヤマボウシとハナミズキは、どちらも同じミズキ科の植物で花の形もよく似ており、ハナミズキは別名アメリカヤマボウシ。このことから、花言葉「返礼」から友好のシンボルを連想させる「友情」がつけられました。
間違いやすいハナミズキとの見分け方は、総苞片の先端に窪みがあるのがハナミズキで、先端がとがるのがヤマボウシ。ヤマボウシの果実は食用にできますが、ハナミズキの果実には毒があり食用にできません。このことから、公園など公共の場に植えられているハナミズキがヤマボウシに替えられるケースもあるようです。調べることで公園で見つけたヤマボウシの意味を知りました。
まねき猫の大福帳
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まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこでアヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫 いく
唯一手を挙げていない猫の置物。ある芸術家が作ってくれた大切な贈り物。花を通じて健全な人間を育てて「いく」から命名。手を上げられない人の声も大事にしていこうという意味も持ちます。
六本杉公園
所在地
八王子市子安町2-22
アクセス
JR八王子駅から「めじろ台駅」行でとちのき坂下車、徒歩約5分
トイレ
常時開放あり(男女共用)
利用時間: 常時開放
駐車場
なし
撮影日 2025.5.11
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