まねき猫の大福帳 372
梅(ウメ)
「春に無くてはならない花」
湯殿川(八王子・多摩川水系)沿いをひとり歩きしていると満開の梅の木が数本。今年も、春に無くてはならない梅の花が咲きました。中国原産の梅は、約1500年前に遣唐使により持ち込まれたとされています。また、当初は薬木として紹介されたとも。正確な渡来時期は分かりませんが、「万葉集」では多くの歌が詠まれていることから、奈良時代にはすでに栽培されていたようです。
奈良時代から庭木として親しまれ、果実の栽培も江戸時代から行われていました。梅は、観賞用の花を咲かせる「花ウメ」と薬や食品加工用に向く実をつける「実ウメ」に分けられます。未熟な青梅は中毒を起こす可能性がある物質が含まれているので生食できません。熟し切っていない青梅を梅酒に、完熟梅を梅干しなどに加工。他に、梅酒やジャムなどする場合もあります。現在、都道府県別の収穫量は、和歌山県が全国の約7割。その中でも「南高」が5割以上を占めている人気品種です。
和名のウメは、中国から伝来した薬用の烏梅が語源との一説。中国語の梅が日本語の発音でウメになったとも。果実の中心にあり、果肉を食べた後に残る種核(しゅかく)は、菅原道真信仰との関連で「天神様」と呼ばれることもあるそうです。日本では6月6日が「梅の日」。賀茂神社の例祭に梅が献上された故事が由来です。
中国では紀元前から酸味料として用いられており、塩とともに最古の調味料だとされています。日本語でも使われる、良い味の加減を意味する単語の塩梅(あんばい)とは、元々は梅と塩による味付けがうまくいったことを示した言葉。SNS投稿をきっかけに学ぶ機会が多くなってきました。
まねき猫の大福帳
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まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこでアヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫 いく
唯一手を挙げていない猫の置物。ある芸術家が作ってくれた大切な贈り物。花を通じて健全な人間を育てて「いく」から命名。手を上げられない人の声も大事にしていこうという意味も持ちます。
撮影日 2025.2.3
場所 東京都八王子市寺田町
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