まねき猫の大福帳255
十月桜( ジュウガツザクラ)
「正月の花見と八王子七福神めぐり」
八王子七福神めぐりを29年続けています。各寺院で色紙にスタンプを押してもらい1枚を完成させます。7年で7枚たまると金色の色紙が貰えます。今年、色紙は金色4枚と白が1枚に。福禄寿が祀られている金剛院では、まだ十月桜が咲いていました。正月に花見とは華やかさ倍増。春と秋に美しい花を咲かせる十月桜は、10月頃から咲き始めることが名前の由来です。
春と秋とは言いましたが、気温が10℃前後であれば花を咲かせ続けるという面白い性質を持っています。十月桜は、全体のつぼみの3分の1が10月頃から(開花ピークは11月)、残りの3分の2は春に咲き1年に2回楽しめます。八重咲きで繊細な花弁が美しい十月桜の花は、数輪咲いただけでも十分な風情があります。
八王子はその昔、江戸と甲州とを結ぶ唯一の交通路、甲州街道の途中にあった宿場町。甲、武、相の3州を背景に織製品の集散地「桑都」として賑わいました。八王子の七福神はこのように良き町に根付いた人々の招福の神。八王子は八の字にちなんだ八福神、吉祥天さまも入った、女神二柱、男神六柱です。
冬に咲かせる桜の総称を冬桜と呼び、花言葉は「冷静」。冬の冷たく澄み切った空に、また他の草木が枯れた野山に咲く姿が凛とした姿であることが花言葉の由来です。厳しい状況の中、立ち向かって行くその姿を少しでも見習いたいと思う2024年の年頭です。
まねき猫の大福帳
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこでアヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫 いく
唯一手を挙げていない猫の置物。ある芸術家が作ってくれた大切な贈り物。花を通じて健全な人間を育てて「いく」から命名。手を上げられない人の声も大事にしていこうという意味も持ちます。
撮影日 2024.1.3
住所:東京都八王子市上野町39-2
電話:042-622-9540
アクセス:八王子駅[南口]徒歩14分
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