まねき猫の大福帳
荒井呉服店
「全て新しく、まねき猫は変わらず」
荒井呉服店は大正元年(1912年)創業の呉服専門店です。創業者である初代社長荒井与三氏より代を重ね、関東大震災や第二次世界大戦によって多大な被害を受けながらも地域に根ざした商いで創業100年企業に。ユーミンの実家としても知られている八王子を代表する企業です。
私の娘の成人式、卒業式でもお世話になりました。その荒井呉服店が令和3年(2021年)10月リニューアルオープン、ようやくお伺いすることができました。甲州街道沿いに位置する新店舗は、マンションのプレシャスハーモニー八王子の1階、2階。品のよい和モダンな作りで、1階は通りに面したウインドの着物が目を引く明るく入りやすい雰囲気。一方2階は落ち着いた畳の試着スペース。改装前と比較するとだいぶコンパクトになりました。全て新しくなりましたが、まねき猫は変わらずに。スタッフに聞いたところ名前はついていないとのこと。担当猫のナナが少し考えて、「呉服屋の荒井さんかニャー」
DCSオンラインによると、着物市場は1980年代の1兆8000億円をピークに、現在は2700億円と6分の1にまで縮小。「着物離れ」に加え、新型コロナの影響で展示会や成人式などのイベントが軒並み中止になり、厳しい状況に追い込まれましたが、2021年は回復傾向にあり前年比109.6%と推計している情報もあります。
着物業界の衰退は、海外の洋服文化の流入と、それに対する業界の誤った対処と言われています。業績低迷のためか、やたらと着物を押し売りする販売方法も問題に。お店や、着付け教室に集めて高額な着物を無理やり買わせ、ローンまで組ませてしまうというやり方です。しかし、現在はSNSを中心に多くの人々へ着物の魅力が発信されることで、国内外の人々に受け入れられるようになり、明るい光も見えます。着物は今後、「非日常の特別な衣装」から「非日常を楽しめる衣装」へ、着物は「ハレ着」から」「日常着」へなどが復活のキーボードでしょうか。
市価調は「しかちょう」と読みます。
業界用語で市場価格調査の略、マーケティングリサーチの意味も持ちます。
担当猫 ナナ 世界一有名な諜報員007から命名するもスパイ的な仕事はしません。
まねき猫の大福帳
https://ayax1922.co.jp/manekineko/
撮影日
2022.10.16他
所在地
〒192-0071 東京都八王子市八日町9-8
電話
042-625-5291
営業時間
10:00〜18:000
駐車場
専用駐車場なし
近隣の提携駐車場あり
(お買い上げ・購入金額による駐車券サービスあり)
アクセス
電車
JR八王子駅北口より徒歩12分 京王八王子駅西口より徒歩15分
バス
京王八王子駅・JR八王子駅より、京王バスまたは西東京バス乗車
八日町1丁目バス停下車徒歩1分
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しくなりましたが、まねき猫は変わらずにありました。