まねき猫の大福帳 271
100圓ラーメン 株式会社めだかやドットコム
「ラーメンを気軽におごれる、八王子の文化を伝えたい」
JR西八王子駅近くに、かつてあった100円ラーメンの満福亭。通称「100ラン」と呼ばれ、地域に長く愛されました。1970年代から約40年間営業し、惜しまれながら2011年に閉店しました。そんな100円ラーメンが昨年11月、100圓ラーメンとして市内の複合施設の桑都テラス内で復活。ある程度、日にちが過ぎて「そろそろ並ばなくても食べられるだろう」と思い伺いました。11時の開店の5分前に並んで一番に店頭で購入後、桑都テラス内のテーブルでいただきました。
あっさりとした醤油味のスープにちぢれ麺、一般的なラーメンの半分程度の麺の量です。具は、海苔・メンマ・チャーシュー・なると・ネギの5種。チャーシューはイチョウをイメージした三角形です。今の時代に税込み100円という値段にするため、さまざまな工夫で原価を抑えています。そのひとつは麺です。コストを抑えるために自家製。具のチャーシューも、無駄をなくし切り方を工夫しています。さらに、スープの出汁は調味料に工夫しているとのことです。
(株)めだかやドットコム(青木崇浩社長)が店を運営。八王子市内にある障害者雇用に取り組み、数か所の事業所がありますが、食品製造を行っている事業所ではラーメンの麺製造を行なっています。店の看板にある「縁」という文字。100円ラーメンを通して、障害者が地域社会とつながり、社会進出となる「縁」をここからつかんでほしいという青木さんの思いが込められています。
お店の若い女性スタッフと話をすることが出来ました。「代表の青木がよく年上の方にラーメンをご馳走になりましたが、八王子のそのような文化を伝えたい」「当店は、営利を目的にしています」など興味深い答えが返ってきました。社会貢献を考えている人は、数多くいますが行動に移し開店までたどり着くのは、並大抵のことではありません。私が高校生の時食べた100円ラーメンの味とは異なりますが、気軽におごれるのは同様。タイミングよく日時を選び若いスタッフに食べてもらおうと思いました。その時には、感謝の気持ちを込めてライスを合わせて注文します。
100園ラーメン 100円(税込)
ライス(ネギ・ニンニク薬味のせ))150円
平日100食限定
土日200食限定
店舗名
八王子100園ラーメン
運営会社
株式会社めだかやドットコム
https://www.medakaya.com/aboutus
所在地
〒192-0085 東京都八王子市中町11−8
アクセス
JR八王子駅徒歩約7分(515m)
京王八王子駅徒歩約10分
電話 不明
営業時間
11:00~19:00
営業時間・定休日は変更となる場合があります。
定休日
月曜日(祝日の場合翌日)
駐車場 なし
(近隣にコインパーキングあり)
撮影日 2024.2.28
市価調は「しかちょう」と読みます。業界用語で市場価格調査の略で、マーケティングリサーチの意味も持ちます。
担当猫 ナナ
世界一有名な諜報員007から命名するものの、スパイ的な仕事はしません。
まねき猫の大福帳
https://ayax1922.co.jp/manekineko/
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
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