まねき猫の大福帳 304
手を抜かない
「誰も見ていないところに、できる限りを尽くす」
文化財を修復するとき、すべてのパーツを一度解体します。その時、作業にあたる宮大工を驚かせるのは、内部のつくりの見事なこと。誰も見えない内部も、当時の匠は一切の手を抜いていなことがわかるそうです。当時の職人は人からの評価を気にせず、自分の持てる技術を発揮していたのです。「見えないところに手を抜かない」それが私たちの国の誇るべき職人気質。
最近の自動車メーカーの不正行為など、決められた申請などに手を抜き、自社の都合で利益を増やそうという企業が後をたちません。今こそ、いにしえの匠の気質を見直さなければなりません。匠とは、優れた技術を持つ職人を指す言葉。伝統的な職人の技術を保持し、後進に対して自分の持っている技を披露し、指導する人として尊敬される立場の人。
これから成長していこうとするビジネスパーソンは、「見えないところに手を抜かない」ことがキーワード。誰も見ていない、誰も評価しないところだからこそ、一生懸命に自分のできる限りを尽くす日本の職人気質を見習いたいものです。
自分が気に入った仕事の時だけは機嫌が良く、丁寧なサービスをするけれど、自分が嫌いな仕事のときは、投げやりな態度をする人もいます。能力があっても、自分で考ることなく、受け身の仕事をしている人も意外にいます。また能力が平均より劣っていても、一生懸命工夫して、自分で考えて仕事をしている人もたくさんいます。時間の経過と共に後者は、追いつき追い抜き、人から一目置かるようになります。
まねき猫の大福帳
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
担当猫ふじ
創業者の名前から命名。この物語の主猫公。一番大切な考え方、行動の基本を最もシンプルな言葉で伝えます。左手を挙げるまねき猫は人を呼びます。
クレープ販売キッチンカー MAHINA
チョコバナナクレープ 600円(税込み)
甘くて美味しいクレープがお薦めです。この日は気持ちよい接客サービスの女性が親子で仲良く販売していました。
撮影場所
八王子スカイホテル前スペース
〒192-0071 東京都八王子市八日町2-3
撮影日2024.8.11
#手を抜かない