まねき猫の大福帳 300
節約する 「賞味期限と娘の笑顔の思い出」
私も経済的に厳しい時代がありました。コンビニやスーパーを個人で経営していると廃棄ロスを家で食べることがあります。その当時、娘が小さかった頃の悲しい思い出。満面の笑みで娘が「パパ、これ賞味期限が切れていないけど食べていい」と聞くのです。賞味期限切れの食品を食べるということが我が家では当たり前。その後、目頭が熱くなり強く抱きしめました。
今でも私の体の7割は廃棄ロスの食品で出来ていると思います。好んで食べていませんが、我慢して食べてもいません。節約とは、無駄遣いを極力なくすように努めること。無駄遣いをやめて切りつめること。経済面だけでなく環境面においても有意義なことで、無駄を省くことは企業を持続するためにも重要です。
節約というと、苦しい方だけが取り組むと思われがちですが、実は豊かな方こそ、お金を無駄に使わないことを意識付けしているようです。そうでないと、豊かさを持続できないと知っているからです。節約に取り組む時に注意が必要なのは考え方。節約をポジティブに捉え、本当に必要なものにお金を使うという考え。貧しい考え方だと、どんなに節約しても豊かになりにくく、反対に豊かな考え方で節約をすると、金銭面だけではなく心も豊かになっていきます。
まず、お店の経費や現状を把握。平均値と比較して削減すべき経費を洗い出し、どれから実施するか優先順位を決めましょう。経費の削減は、会社全体で実行するミッション。可能であれば、店内に経費削減を推進するチームなど作りましょう。
まねき猫の大福帳
担当猫ふじ
創業者の名前から命名。この物語の主猫公。一番大切な考え方、行動の基本を最もシンプルな言葉で伝えます。左手を挙げるまねき猫は人を呼びます。
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。
現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
撮影場所
東京都八王子市小比企町
撮影日2024.7.25
#節約する