商人心得帳 10

段取りする。「仕事は先手必勝、１分10分の法則で楽勝」

仕事でもプライベートでも沢山の「やらなければならない」ことがあり、それらを行いながら日々の生活があります。仕事では、的確に実施していかなければ業務に支障が出ます。また、プライベートでは、トラブルになったり損をしたり、私生活に悪影響を及ぼします。心にも重い負担となり、自分自身を苦しめます。

「やらなければならない」と分かっているけれど出来ないのが実情で、簡単に出来れば問題はありません。テキパキと処理すればどれほど楽になるか分かりません。そこで、段取りが必要になります。段取りとは、物事を行う順序や手順。また、その準備のことです。先に予測をし、準備することで、先手必勝となります。

一カ月も一年も日々の積み重ねであり、一日も一秒や一分の集まりです。スムーズに行える「やらなければならない」ことの順序を考えたり、同じようなことは同時にできないか手順を工夫してみましょう。また、簡単に行うことが出来るよう、省力器具や情報収集などの準備も忘れずに行いましょう。。

「１分１０分の法則」とは、一分以内のことは一時間以内に行い、十分以内のことはその日に行うことです。これで「やらなければならない」項目の約50％が消えます。十分以上のことは、自分でできることと、他人にお願い出来ることに分けます。他人に依頼出来れば残りの約50％のほぼ半分が消えます。残りは、よく考えて十分ごとに細かく分けて、ひとつ一つ消していけば楽勝です。大切なことは、少しずつ、ひとつずつ行うことです。行うことでモチベーションがアップし更に効率が上がります。　　　　　礒間雅也

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