商人心得帳 71

まねき猫の大福帳 

儲ける

「付加価値をつけてリピート顧客を増やす」

儲けるとは、利益を上げるということです。もう1つ、産み出すや作り出すという意味があります。子供を儲けるなどという使い方がその典型例。では、何を産み出すのでしょうか。結果として利益を産み出していますが、それはあるものが形になって現れた結果です。そのあるもの「付加価値」が利益の正体です。「付加価値」がつくからこそ、仕入れた値段よりも高く売ることができ、サービスに対価を払えます。

儲ける仕組みは、「付加価値」ですが、それと同等に大切なのが「リピート顧客」を作ることです。いくら仕組みができても、利益を上げ続けていかなければ個人でも企業でも存続できません。「あの味」や「あの店」でなければならない、「あの会社」など、自らの特長を最大限に活かすことで何度も利用してもらいましょう。

商品やサービスで儲けるだけでなく「人儲け」が大切といった、ある工務店の創業社長がいました。ここで言う「人儲け」とは、人に売ることで儲けるという意味ではなく、人とのご縁を大切にすることで多くのチャンスが生み出される意味。何年もかけて築いたネットワークやノウハウを活かせるご縁は重要です。

「儲」という漢字は「信」と「者」からできているので、顧客を信者にしてお金を得ることだと言われることもありますが、これは後付けであり正しくありません。「儲」は正しくは「人」と「諸」からできており、のちにこの漢字は「貯める」という意味を表すようになりました。儲けるためには、まったくの新しい思い付きは少なく、現在の業務の延長上にあることが多いように思います。まず、マンネリになりやすい毎日の仕事をあらゆる角度から見直してみましょう。ヒントは身近に必ずあります。

まねき猫の大福帳

担当猫ふじ

創業者の名前から命名。この物語の主猫公。一番大切な考え方、行動の基本を最もシンプルな言葉で伝えます。左手を挙げるまねき猫は人を呼びます。

まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。

現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。

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