続ける。「ダニエルの祈りと心理学、21回の習慣」
企業や店舗の運営に必要不可欠なものの中に業務ルールとマニュアルがあります。事故、トラブルなく安全に成長し続けるためには、スタッフに徹底することが欠かせません。経営者や責任者の方が、「どのようにしたらすべてのスタッフが決めごとを守れるのか」に頭を悩ませています。
私は、決めごとを守るためには、まず続けることだと考えます。心理学では、行動を21回続けると、その行動をしなければならくなると説きます。経験では、その行動しないと、何か物足りなさを感じたり、気分が悪くなったりする感じがします。一日一回の行動なら三週間続けると習慣になります。
それでは、なぜ21回なのでしょうか?心理学ですから実験によるデータベースに裏打ちされた研究の成果です。しかし、キリスト教にも、21回に関するものがあります。「ダニエルの祈り」という聖書の言葉です。ペルシャの宰相ダニエルは、イスラエルを助けるために祈り続け、21回目に神に通じたと書かれています。
自分自身に必要なことは、大変でもまず21回続けること。それが良い習慣となり自然に行動ができるようになります。途中で止めてはいけません。何があっても、自分に言い訳をせず続けることが大切です。また、自分自身に不必要なことは、21回未満で止めましょう。悪いことを習慣にしないためです。21回という回数は、重要ですのでくれぐれも忘れずに。
国宝 松本城 市民が愛し続けることで日本の宝は守られた。