まねき猫の大福帳
上海蟹
「持螯飲酒菊花天(蟹を持ち、酒を飲みて菊を愛でる)」
江戸っ子は女房を質に入れてでも初鰹を食べるといいますが、上海でも「蟹は借金してでも食え」と言われているそうです。シーズンが来たら何をおいても食べずにはいれない、そんな存在が上海蟹。
今年は、八王子お店大賞に選ばれている東華飯店を訪れました。
上海蟹という名前は通称で、正式にはチュウゴクモクズガニと言います。淡水に住む蟹ですが、汽水域で成長するため水門の近くに産卵に来ることからその名がついたと言われています。上海蟹の美味しさは、甘みのある身、そして何といっても濃厚なミソです。ねっとりと舌にからみつく黄金色の蟹ミソは、極上のウニにも例えられます。
上海蟹は蒸す、茹でる、炒めると、どう調理しても美味しいですが、一番代表的な食し方は「清蒸大閘蟹(姿蒸し)」です。蟹を丸ごと蒸すことで、身やミソの旨みが凝縮され、逃さずに味わい尽くすことができます。生きたまま蒸すことが鉄則なので、旬の時期にしか味わうことができない逸品。
また、酔蟹(酔っ払い蟹)も八王子価格で頂きました。知人の中国の方によれば都内では壱万円ぐらいはするとのこと。これは生きたまま香辛料や香味野菜を入れた紹興酒に漬け込んだもの。紹興酒は江南(長江下流域)の地酒、これぞ産地のマリアージュです。殻ごと盛られた蟹に吸い付き、ねっとりとした濃厚な旨みを味わいました。
「持螯飲酒菊花天(蟹を持ち、酒を飲みて菊を愛でる)」とは中国に伝わる上海蟹を詠んだ詩です。古の詩人たちに倣い上海蟹と共に紹興酒の杯を持ち、秋の一夜を演出。甘い蟹肉に濃厚なミソを絡め、紹興酒を一献。この日は、越前蟹で有名な福井県出身の友人と、関わったという「黒四ダム」の仕事についてご苦労をお聞きしました。、まさに口福という言葉が当てはまる、忘れられない上海蟹の夜になりました。
「食べてみたら、おいしかった」は、自分が食べてみて、本当においしいと感じたものを、人から人へ手渡しで伝えていこうというもの。いわば「おいしい」のリレーです。
おいしさ、感動のバトンタッチ!
上海蟹 3900円(税込み)
酔蟹(酔っ払い蟹) 4200円(税込み)
東華飯店
https://www.tokahanten.jp/
住所 〒192-0046 八王子市明神町4-2-7-107
電話 TEL 042-642-2020
アクセス
京王八王子駅徒歩約3分 JR八王子駅北口徒歩約5分 南多摩高校交差点そば
営業時間
平日
昼11時から15時 夜17時から22時
土日
昼11時から14時30分 夜17時から22時
定休日 月曜日
駐車場 なし
まねき猫の大福帳
https://ayax1922.co.jp/manekineko/
「食べてみたら、おいしかった」担当猫まさ
美味しいものを、人から人へ手渡しで伝えていく感動のバトンタッチがテーマ。この通販ブランドを作ってくれたコピーライターから命名。
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。
現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
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