まねき猫の大福帳 269
島寿司 淳ちゃん寿司
「ワサビの代わりにカラシを載せる八丈島の郷土料理」
八王子近郊で島寿司(しまずし)が食べられるのは、たぶん純ちゃん寿司だけだと思います。島の近海で獲れた旬の寿司種を醤油ベースのタレに漬けてヅケにし、シャリは少し甘めの酢飯で握り、ワサビの代わりにカラシを載せた特徴のある郷土料理。伊豆諸島で獲れる魚をネタにしていることから島寿司とされ、東京の寿司店ではこの漬けた製法で作られたネタを現在もヅケと呼んでいます。
伊豆諸島は温暖な地域のため、東京から寿司文化が伝わった明治以降、地域独自の技法が発達。元々は、船で沖に出る際、鮮度を保つ工夫としてヅケにしていました。ワサビの代わりにからしを使うのは、八丈島や伊豆諸島でワサビが手に入らなかった時代の名残り。今では美味しいからヅケにして食べるという食文化が根付いています。
私は、(株)スーパーアルプス、㈱西武百貨店、全日本食品㈱と3社勤務しました。全日本食品は、全日食チェーンとして展開しているボランタリーチェーンのトップ企業です。ボランタリーチェーンとは、 独立小売店が同じ目的を持った仲間達と組織化し、チェーンオペレーションを展開している団体です。その時、店舗指導課に在籍していました、改装オープンがあり八丈島に一週間滞在しました。店舗オーナーに毎晩飲みに連れていってもらいましたが、その時食べたのが島寿司、若かりし頃の思い出の味です。
寿司種には、江戸前ではお目にかかれないトビウオやメダイ、岩海苔なども使われて初めて召し上がった人は、ヅケの寿司種とベストマッチのその意外な組み合わせに驚きます。島内の寿司屋や、多くの飲食店でも提供され、身近に味わうことができますが八丈島の島寿司は品数がより多かったように思います。淳ちゃん寿司の島寿司には、サーモンも入った進化型。機会があればお召し上がりください。
まねき猫の大福帳
「食べてみたら、おいしかった」
担当猫まさ
美味しいものを、人から人へ手渡しで伝えていく感動のバトンタッチがテーマ。この通販ブランドを作ってくれたコピーライターから命名。
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
島寿司
8貫 2,000円(時価)
10貫 3,000円(時価)
淳ちゃん寿司
https://www.facebook.com/jibikijun/
https://www.instagram.com/jibikijun/
所在地
東京都八王子市緑町291-5 SUGIマンション2 1F
電話
042-657-8700
定休日
水曜日
営業時間
ランチ 11:30から14:00
ディナー 17:00から22:00
駐車場
店舗前2台、店舗隣り専用駐車場4台、近郊コインパーキングあり。
アクセス
京王線 山田駅出口から徒歩スキップ約3分
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