まねき猫の大福帳 368
みなみ野菖蒲谷戸公園
「50年以上前のひとり歩きの思い出」
JR横浜線八王子みなみ野駅の近くの宇津貫毘沙門天の近隣に、宅地開発される前に「菖蒲谷戸」と呼ばれた集落がありました。今から50年以上前の、集落の中心に行く小比企からの里道の思い出。昭和40年台の小学生の頃、母にお弁当を作ってもらい、農道ような細い道を、ひとり歩きしました。ホタルが舞うという小川に興味を持って。
公園の名となった「菖蒲谷戸」は宇津貫町にあった、この谷戸の名に由来。宅地開発が進む以前に広がっていた丘陵地が管理され、公園として親しまれています。横に伸びた細長い園内には、雑木林の間の散策路が整備。散策路の先には広場があり、すべり台と雲梯などが繋がった複合遊具・砂場があります。
現在の「みなみ野菖蒲谷戸公園」は一方が低く、一方が高い地形になっていますが、この公園の低地が、かつての「菖蒲谷戸」の名残です。谷戸(やと)とは、 丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形のこと。小川は埋められてしまい、ホタルも川もその姿を見ることは出来ません。公園を吹き抜ける風だけが思いでの一部分。
この日は、親子で遊ぶ微笑ましい光景を拝見。広場にはベンチやトイレ、水飲み場、藤棚なども設けられています。令和のこの地は、近隣に人の憩いの場であり、子どもたちの遊び場。「菖蒲谷戸」の名を残す公園として、以前の宇津貫町の面影を探す散策なども楽しめます。
まねき猫の大福帳
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担当猫たか
観光資源や神社仏閣、イベントなどを歩き情報を収集し店舗運営に活かします。八王子が誇る世界一登山者が多い高尾山から命名。
まねき猫は私が目指しているもの。大福帳とは江戸時代に日本全国に普及した商業帳簿のことです。現在、店舗や企業、心やさしき人に向けてSNS投稿を7コンテンツ行っています。この情報に親しみや関心を持ち楽しく伝えたい。そこで、アヤックス小比企町店に実在する8匹(ペア1組)のまねき猫に名前とストーリーを与えて共に街歩きし情報を発見、収集し投稿していきます。
みなみ野菖蒲谷戸公園(みなみのしょうぶやとこうえん)
所在地
東京都八王子市みなみ野3-13、19
アクセス
JR横浜線 八王子みなみ野駅より徒歩約12分
駐車場 なし
トイレ あり
撮影日
2025.1.15
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